2020/11/22(日)天二東自治会の自主防災訓練

2020/11/22(日)天二東自治会の自主防災訓練

コロナ禍のため今回は役員のみで実施し、消防署へ訓練依頼はしません。
(当ページのアイキャッチ画像は2019年度自主防災訓練時のものです)

訓練概要

令和2年度防災訓練について

日時:2020年11月22日(日)09:15~11:45
会場:天沼観音堂
今回のテーマ:「万が一の際の行動や準備について役員皆で考える
訓練内容:避難訓練、通報訓練、避難所運営訓練(検温、発電機操作、防災井戸操作など)、避難活動支援に関する認識共有
装備:防災ヘルメット、ホイッスル、防災ジャンバー、マスク、避難リュック(参加者が想定する必需品)最低1日分の食糧と飲料水を含めること。
トランシーバー管理者は充電したトランシーバーを持参する。
防災倉庫鍵管理者は鍵を持参する。

訓練後記

会員の皆様には日頃から自主防災活動へのご理解とご協力を戴きありがとうございます。
当自主防災会では、下記の日程で防災訓練を実施いたしました。
[日  程]:令和元年11月24日(日)
[時  間]:午前09時15分~午前12時00分
[場  所]:天沼観音堂、自治会内防災井戸視察
[訓練内容]:(現地集合を以て)避難訓練、防災井戸視察、発電機による防災井戸給水取扱い、通報訓練、無線機取扱い訓練
[今年のテーマ]:「万が一の際の行動や準備について役員皆で考える」
[装  備]:ヘルメット、笛、ジャンパー、マスク、避難時必要品(最低1日分の食料と飲料水を含む)を入れたリュック、トランシーバー(管理者)、防災倉庫鍵(鍵管理者)
コロナ禍のため今回は役員のみで実施し、消防署へ来訪依頼はしておりません。
ご参加いただきました27名の皆様に感謝申し上げます。

訓練概要・スケジュール

09:15~「避難訓練」
・集  合→マスクをつけ、ヘルメットほか避難時の装備にて集合
・検  温→体温計(非接触)で検温し体調を参加者名簿に記入、手指消毒
・会場設営→換気のため窓を開放し、座席はスクール形式とする
・朝  礼→会長挨拶、注意事項及び当日のスケジュールの説明
09:35~防災井戸を巡回 歩行距離1.6km 「避難所運営訓練」として実施
・井戸視察→3班に分け、町会内の防災井戸の場所(5か所)を確認。発電機を作動させ井戸水をくみ上げる訓練を実施(訓練場所の3世帯に了解をいただきました)。歩行距離1.6km(21分)井戸での訓練(滞在約30分)合計約1時間
・誘導および井戸での指導(各班長)
・トランシーバー訓練(井戸視察全員交代、除菌ティッシュ使用)⇔本部(会長他3名)
 →井戸視察移動中に本部(アンテナ準備)と通信しトランシーバー操作を練習
10:40~「通報訓練」
・通報訓練→観音堂に戻り、通報訓練を行う
※指令センターに、訓練の5分前に住所、事業所名、通報する電話番号、通報時間、消防隊が来ていないことを伝える
(通報者)119番に電話し「訓練・訓練・訓練」と言う、スピーカー通話とする
10:45~「防災を学ぶ」
・自主防災会の行動マニュアル(案)について
 自助をベースに共助活動と公助の支援活動を行う。
 災害発生時の行動の原則を確認し、今回をきっかけに意見を集め内容を充実させていく。
 「二次災害を防ぐため3人以上集まってから行動」「避難所へは交代要員を考慮しながら派遣」など
・さいたま市防災ガイドブック活用について:内容説明、ハザードマップ、171番など共有
11:30~「避難行動要支援者名簿活用訓練」
・会長より「避難行動要支援者名簿」の保管場所の確認及び運用や名簿管理の注意事項について説明
・震災体験講話:会長・防災部長の震災体験談
11:40~ヘッドランプの配付ほか
・ヘッドランプ、ヘルメットホルダー、ゴーグルの配付(ヘルメット番号の確認)
・備蓄食料の配付(保存期間の残存期間の短いもの)
12:00~後片付け、解散

震災体験談

会長談話

阪神・淡路大震災(1995/01/17 05:47発生)の体験談
災害発生後5日目に支援物資を現地へ搬送し、20日間支援活動に従事しました。
到着後、まずは現地調査ということで状況を仲間たちに連絡したことを、ついこの間のように思い出します。
ニュース報道では日本人のマナーの良さ・素晴らしさについて触れられることも多かったのですが、実際には、場所によっては怒号が飛び交い、胸倉をつかみあったり殴り合いの喧嘩なども目の当たりにしました。
このような行動は特殊な方に限られるものと思いますが、緊急事態や非常事態宣言下ではマナーあるコミュニケーションが取れなくなってしまう状況もあり得るのだと感じました。
有事が起きた際に我々がどこまで出来るかは分かりませんが、我々が皆さんの気持ちを落ち着かせる、安心させられる行動がとれるようにしていきたいと思います。
現地での20日間には、縄張り争いの様に「ここは俺達がみているのだから、お前たちは余計な事をするな」や「関東人が来たってできることはないんだから早く帰れ」などと言われたこともありました。
被害に遭われた方と、遭っていない側とでは意識の違いがあるのは仕方がないことかもしれませんが、我が自治会ではそのようなことが無いよう、普段から準備していくことが必要だと思います。

新潟県中越地震(2004/10/23 17:56発生)の体験談
発生当日には中越に居ました。14:00頃に空を見上げると夕焼けの「赤」ではなく「小豆色」になっており、非常に不吉な予感を思え、すぐに埼玉県に戻りました。さいたま市に戻って高速道路を降りた途端にものすごい揺れが起きました。戻る判断が2時間遅れていたら、私も地震にまきこまれていた筈です。
予感であっても危険を察知したら、早めに避難行動をとるように気を付けながら日々生活していくことも大事なことだと感じました。 防災訓練を通して自主防災会が機能するための一助になればと思いお話させていただきました。

防災部長談話

阪神・淡路大震災(1995/01/17 05:47発生)の体験談
当時は神戸市役所前の職場ビル内に居りましたがガラス1枚も割れることはありませんでした。テレビ局民放何局かが職場ビルを使わせて欲しいと申し出があり、基地局となりました。
ほぼ1か月程滞在しており当初は神戸に滞在し、後半は大阪市内に宿泊するようにしましたが、大阪の新地飲み屋街では全く何事もなかったかのように客で溢れていました。
これが電車で僅30分程度の距離しか離れていない場所の状況の違いかと感じましたが、裏返して言うと、阪神・淡路大震災は大災害でしたが(企業や公官庁の)東京本部や大阪本部などから色んな支援が出来たということになります。
ところが東京や大阪など首都圏で大震災が発生した場合には、ヘッドクオーター(本店、根城、指令所。Headquarters:本部、本社、本拠地。)は機能しなくなります。バックアップをきちんと整備している会社は少ないので、頭(中枢部署)が機能せず大混乱になり、支援体制を整えるのにも時間が掛かることが予想されます。(首都直下型地震が発生した場合、公助支援物資供給を待つ被災者となった場合も同様になることが予想されます。)
既に25年前の話で、各世帯の備蓄意識も薄れている可能性もありますが、いざという時には自分たち【自助・近助・共助】で何とかしなければならない事を再認識するためにも、自主防災訓練は必要であると考えています。

行動やマニュアルについて情報共有

さいたま市防災ガイドブック(令和2年度改訂版)

さいたま市は、もしも災害が発生したときの行動や、災害に備えて準備できることをまとめた「防災ガイドブック(令和2年改訂版)」を作成しています。
「防災ガイドブック(令和2年改訂版)」(日本語版)は、市報さいたま9月号との併配で全戸配布されていますが、英語版、中国語版、韓国・朝鮮語版は、データのみで冊子化されていませんが、こちらか左画像をクリックすると表示されるさいたま市のホームページから(日本語版も含めPDFを)ダウンロードできます。
日本語版は全56ページで、災害の際、市民のみなさん一人ひとりがあわてず、落ち着いて適切な行動がとれるように構成されています。
防災に関する知識や心構えを再点検し、ふだんの防災活動にお役立てください。

171「災害用伝言ダイヤル」

災害時の緊急時の連絡手段として171「災害用伝言ダイヤル」があります。さいたま市防災ガイドブックの14ページにも掲載されています。災害の発生時に、通話がつながりにくい時に提供されるサービスで、被災地の固定電話向けに30秒以内のメッセージを録音・再生することができます。ただし、容量に限界があり、制限なく使えるとは限りませんので、注意しましょう。NTT東日本の災害用伝言ダイヤル(171)では災害用伝言板(web171)と同様に、災害発生に備えて利用方法を事前に覚えていただくことを目的として、より多くの皆様が体験利用できる機会を提供しています。
体験利用提供日
 毎月1日,15日 00:00~24:00
 正月三が日(1月1日00:00~1月3日24:00)
 防災週間(8月30日9:00~9月5日17:00)
 防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
詳しくはこちらをご参照ください。

さいたま市防災・緊急時安心カード


さいたま市防災・緊急時安心カード

住所・氏名・生年月日といった情報のほか、緊急連絡先・集合場所(避難所)や病名・血液型・かかりつけの病院などを書いておくカードです。
携帯しておくことで、いざというときに慌てず、落ち着いて家族の連絡先や避難所などを確認することが出来ます。
また、駆け付けてくれた救急隊員などに救助に必要な情報をスムーズに伝えることも出来ます。
※このカードは、令和2年9月さいたま市報と併せて全戸配布された「さいたま市防災ガイドブック(令和2年改訂版)」のP.54ポケット部分へ収納されています。

さいたま市指定緊急避難場所・指定避難所一覧

さいたま市指定緊急避難場所・指定避難所一覧

さいたま市指定緊急避難場所・指定避難所の一覧です。
※この一覧は、令和2年9月さいたま市報と併せて全戸配布された「さいたま市防災ガイドブック(令和2年改訂版)」のP.54ポケット部分へ収納されています。



災害時の自主防災会の行動マニュアル(案)


災害時の自主防災会の行動マニュアル(案)

情報共有の中で説明された自主防災会の行動マニュアル初版です。
今後も協議・検討して内容を充実させていきます。




当日の写真集

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